スイートホーム あらすじ

同名の人気ウェブトゥーンを原作とする韓国のクリーチャージャンル「スイートホーム」に対する反応が熱い。 ネットフリックスによると、18日にネットフリックスで全世界に公開された「スイートホーム」は公開4日目に海外13カ国で1位、70カ国以上で10位内に入り、国内外の視聴者から注目された。

理由は何か。そこには「新しいクリーチャー物」という点がある。 これまでクリーチャーでは見られなかったクリーチャーがこのドラマに登場する。 「スイートホーム」が標榜する怪物画は、これまで視聴者が会ってきた怪物画とは一線を画している。 だから新鮮だ。

落ちた隕石についていたウイルスが人に影響を与えるわけでもなく、理由もなく人々が怪物に変わるわけでもない。 宇宙に住んでいた怪物が地球に侵攻するわけでもなければ、実験中の研究陣のミスで怪物が誕生するわけでもない。

 

 

 

『スイートホーム』の登場人物は本人が持つ欲望によって怪物に変わる。 あごが下に落ちたまま長い舌を突き出す吸血怪物、巨大な筋肉に干からびた笑みを浮かべる筋肉怪物、鼻の上方に頭が切られたレンコン怪物など、外見も多様で奇怪だ。

「スイートホーム」でなくてもすべてのクリーチャー物の怪物は基本的にいやらしい見た目をしているが、「スイートホーム」クリーチャーがもっと不気味に感じる理由は、生前の人間の欲望がひどく歪んで変種した姿に発現するからだ。 人間は怪物の皮だけを見た時、怖がったり気持ち悪いと感じるが、殻に投影された意味まで読むようになると、恐怖だけでなく憐憫、共感、気の毒さまで感じるようになる。

ここにスイートホームが持つ特殊性がある。 「スイートホーム」クリーチャーたちは暴力的ばかりではない。 欲望と妥協して結局怪物になったが、暴力的でない怪物も存在する。 温順な怪物もいれば、特に善良ではない怪物もいる。 もちろん、子供を救ってくれる「善良なクリーチャー」もある。 両手が長くなる怪物、液体のようにもぐもぐする怪物、子宮の中にいる赤ちゃん怪物などだ。 それは「クリーチャーはしかじか」という公式を超える。

 

 

 

 

 

『スイートホーム』は家族全員を失った高校生ヒョンスが描いたホームアパートに引っ越した後に起こる出来事を描いている。 ここでヒョンスは奇怪な怪物に会い、住民と力を合わせて怪物を打ち負かすことになる。

 

興味深いキャラクターはヒョンスだ。 ヒョンスは怪物化が進むが、完全な怪物にはならない。 彼は人間でもあるが、怪物でもあり、一般人より超越的な力を持っている。 しかし、彼は誰かを裁くことができない。 むしろ彼は審判台に上がる。

なぜなら、ヒョンスが怪物化の過程に陥っていることに気づいた住民らが、彼に対し、投票を行ったからだ。 人々は言う。 ヒョンスは危険な恐れがあるから、外に追い出さなければならないと。 他の人 は「それでも怪物になったのではないので隔離だけさせなければならない。 外に出すのは殺人だ」と反論する。

「スイートホーム」はクリーチャーと人間の境界を完全に崩す。 このドラマでは誰が怪物で誰が人間なのかは重要でない。 どこまでを怪物と見て追い出すか、どこまでを人間と見て保護するかも重要ではない。 人間は、怪物よりも残酷な行為を頻繁に見せてくれる。

 

 

 

たとえば、ヒョンスを引きこもりにした周辺の人たちや、グリーンホームに攻め込んできた一群の男性たちも、人間の仮面をかぶった怪物に過ぎない。 「スイートホーム」は、果たして誰が誰に後ろ指を指せるのか、どれが本当の人間の顔なのか、怪物の顔は何なのか、考えてみる。 イ·ウンボク監督「怪物がたくさん登場するが、実際にしたい話は"人間"」（記事を見に行く）

作品を演出したイ·ウンボク監督はネットフリックス「スイートホーム」を制作する際、原作のウェブトゥーンを忠実に反映しようと努力したと話した。 同名のウェブトゥーンがすでに多くのファンを通じてヒットの可能性を立証しているように、ネットフリックスオリジナルの「スイートホーム」も大きな筋書きの中で大きな無理なく流れている。

しかし、ところどころに蓋然性のない場面は没入を妨害したりもした。 アパートの外は絶対に危険な空間だったが、何人かの人が出入りし、少しがっかりさせた。 人間と怪物の対決も大きな問題なく解決される方だ。 人間と怪物との戦いより、人間がいつ、どのような怪物に変わるかに対する恐怖がより大きかった。

 

 

 

 

原作に登場する各種の怪物がネットフリックスの画面に生々しく具現されてはいるが、途中で登場する場面の中には表現がぎこちない場面もあった。 マンションの外で筋肉怪物と李シヨンがけんかをしている時もそうだった。 さらに怪物の肌や全体的な画面のアンサンブルが繊細な場面もあったが、相対的に粗悪な場面も目立った。

残念な部分もあったが、「スイートホーム」あらすじは韓国のクリーチャージャンル物の始まりを描いた作品で、面白さと意味の二つのウサギを捕らえた。 今まで見たことのない新しいクリーチャーを探す人々、怪物の奇怪でダイナミックなシーンを見たい人々に「スイートホーム」は興味津々な楽しみを提供するものと期待される。